【2025年最新版】JLPT N4はどんなレベル?難易度・出題内容・勉強法をやさしく解説

JLPT N4は日常会話の基礎力を測る試験です。本記事では、どんな問題が出るのか、どんな人に向いているのかを解説し、学習のポイントと合格のための効果的な勉強法を紹介します。

 

日本語能力試験(JLPT)N4レベルとは

日本語能力試験(JLPT:Japanese Language Proficiency Test)は、日本語を母語としない人の日本語力を測るための世界共通の試験です。現在はN1からN5までの5つのレベルがあり、N1が最も難しく、N5が最もやさしいレベルです。
その中でN4は「日常生活でよく使われる日本語を、ある程度理解できるレベル」とされています(出典:日本国際教育支援協会「日本語能力試験ガイドブック」)。

具体的には、日常的な場面で役立つ簡単な会話ができ、簡単な文章の読み書きができる能力が求められます。たとえば「スーパーで買い物をする」「友達と週末の予定を話す」「電車の時間をたずねる」など、生活に密着した内容が多く出題されます。
学習時間の目安は、おおよそ150〜300時間程度です。N5に合格、またはN5レベルの学習を終えた人が、次のステップとして目指すレベルです。

 

日本語能力試験(JLPT)N4を目指すのはどんな人?

ではN4レベルを目指すのはどのような人なのでしょうか。

・日本語を学びはじめて半年〜1年程度の学習者
・N5を合格し、さらに上を目指したい人
・ 日本の専門学校や大学への進学を考えている人
・日本で働く外国人社員や技能実習生

実際に教えていると、N4レベルの学習者は日本語で簡単なやり取りができるようになり、日常生活の幅が広がり始める段階にある人が多いです。「日本語が少しわかるようになってきた」「日本語を話すことが楽しくなってきた」という声をよく聞きます。
しかし、同時に助詞の使い分けや文の構造に混乱する人も多いです。

 

日本語能力試験(JLPT)N4の出題形式と出題例

試験は以下の3つのパートで構成されています。

・言語知識(文字・語彙)
・言語知識(文法・読解)
・ 聴解

試験時間は以下です。
・言語知識(文字・語彙)・・・30分
・言語知識(文法・読解)・・・60分
・聴解・・・35分

合格は、総合得点と各得点区分の両方で判定されます。各分野で基準点を超え、総合得点でも一定の点数を取ることが必要です。

 

言語知識(文字・語彙・文法)

ひらがな・カタカナ・漢字の読み書きや、単語の使い方を問う問題が出ます。
実際に練習問題をみてみましょう。

例:   の ことばはどうかきますか。
「田中さんの あね ぎんこう はたらいて います。」
あね: 1: 兄 2: 姉 3: 弟 4: 妹 ・・・2 が正解
ぎんこう: 1: 銀行 2: 金行 3: 銀校 4: 金校 ・・・1 が正解

特に非漢字圏出身の学習者は漢字の勉強に時間をかけすぎるケースがみられます。漢字だけでなく、形容詞や副詞、まぎらわしい日本語独特のカタカナ語などもバランスよく学ぶことが大切です。

 

読解

N4の読解試験に出てくる文章は大きく分けて4パターンで、「日記」「手紙」「社会」「お知らせ」です。
例えば、お知らせの文章では何についてのお知らせか、だれに対してのお知らせかなどが問われます。
読解については、別記事「JLPT N4読解問題の攻略法」で詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。

 

聴解

N4の聴解試験では聞いたことがわかるだけでなく、聞いてどう行動するか、相手にどう話すかなど、考える問題が多いです。問題のスピードはややゆっくりですが、助詞や語尾が弱く聞こえるため、最初は聞き取りが難しいと感じる人も多いです。
例えば、あいさつや誰かに何かを依頼したり、逆に許可するときに相手にどういうのかを考えて正しい答えを選ぶ問題などがあります。

ポイントは、問題を聞いて「キーワードを聞き取る力」をつけることです。たとえば「いつ」「どこで」「だれが」「なにをする」の4点を意識して聞く練習をすると効果的です。

 

学習のポイントと、難しいと感じやすい点

日本語を教えていて感じるのは、N4レベルでは「基礎の積み重ね」がとても大切だということです。N5の文法をあいまいにしたままN4の勉強を始めると、どんどん難しく感じてしまいます。

学習者がよくつまずくポイントは次の3つです。

1. 助詞の使い分け

「に」「で」「を」「と」など、意味が似ている助詞の使い分けが難しいという声をよく聞きます。
例:「日本へ行きます」「日本で勉強します」など、動詞によって助詞が変わることに注意が必要です。

 

2. 動詞の活用

「て形」「ない形」「た形」など、動詞の変化が多く、覚えるのが大変で混乱しやすいです。特に動詞変化が少ない言語を母語とする学習者は苦戦しやすいです。

 

3. 聴解のスピード感

日本語は語尾が短く、単語の切れ目がはっきりしないため、どこで文が終わったのかわからないと感じる人が多いです。

また、文法や語彙の暗記だけでなく、「使って覚える」ことが重要です。たとえば、クラスメイトとペアで練習したり、オンラインレッスンでの会話練習を通して、自分の言葉で日本語を使うことで理解が深まります。

 

TCJで学習することは日本語能力試験(JLPT)合格に役立つ?

TCJでは、JLPTの合格を目指す学習者のために、総合的な日本語力を伸ばすカリキュラムを提供しています。クラス授業やプライベートレッスンで、「読む・聞く・話す・書く」の4技能をバランスよく鍛えながら、実際に使える日本語力を身につけられる点が特徴です。

クラス授業では、レベル別に文法・読解・聴解を体系的に学び、仲間と切磋琢磨しながら目標を目指します。
また、プライベートレッスンでは、一人ひとりの弱点に合わせて講師が丁寧に指導し、苦手克服をサポートします。
N4対策だけでなく、その先のN3・N2を見据えた学習プランも用意しているため、安心してステップアップできます。

TCJでは、試験対策を通して日本での生活や仕事に自信をもてるよう、一人ひとりの学習をサポートしています。

 

出典

・日本国際教育支援協会「日本語能力試験ガイドブック」
・JLPT公式ウェブサイト(https://www.jlpt.jp/
・『パターン別 徹底ドリル 日本語能力試験 N4』株式会社アルク出版

この記事の筆者
日本語教師
TairaSonoka
登録日本語教員。日本語教師養成講座を修了後、日本語学校で留学生を対象に授業を担当。JLPT対策などの指導を行う傍ら、企業で働く外国人社員への出張レッスンやオンラインレッスンで、ビジネスマナー研修や面接指導にも力を入れている。自身の海外留学経験から、異国で生活し学ぶ大変さに共感し、学習者一人ひとりに寄り添い、尊重しながら日本語を教えることを大切にしている。

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